2007年6月25日月曜日

文庫の風景 その2 文庫猫

文庫でのんびり昼寝をしている猫、うちのヴィヴィットちゃんです。
でもこれは文庫が始まる直前の姿、子どもたちの声が聞こえはじめると、 こそこそと、また子どもの姿をみると脱兎のごとく逃げていってしまい ます。たまに動くのが遅れたりすると、子どもが追いかけていきます。
でもヴィヴィットは一目散に二階へ、逃げられてしまった子どもは がっかりです。私の車の下に捨てられて約12年、幼いときは 子どもたちとも遊んだのですが、だんだん逃げるようになって しまいました。別に子どもにいじめられた訳でもないのに、習性 でしょうか。
ふだんめったに顔を見せないので、ここで紹介させてもらいました。

2007年6月18日月曜日

はだしのゲン

「はだしのゲン」 愛蔵版 全10巻 1988年発行  バンビぶんこにあるものです。

これを読んだとき、あまりの凄惨さに打ちのめされ、
劇画の表現のものすごさに目を覆いながら、
怖いもの見たさもあり、夜更けまで読んでしまったのを
思いだしました。そのころ子どもたちも競ってこれを借りていきました。ところが時代の流れかいつしか読む人も少なくなり、近頃はほとんどなし。でもこれは文庫の書棚から無くしてはならないとずっとおいておきました。

先日一年生になったK君とお母さんがきて「はだしのゲン」ありますか?とききました。
早速1巻めを借りて行き、次の週には全10巻を借りて行きました。
お母さんの話ですとK君は読んでいて大泣きしたり、笑ったりで大変な気の入れようだったそうです。4年生のお姉ちゃんは感情をあまり出さずに読みきり、6ヶ月の赤ちゃんのいるお母さんも
すっかり引き込まれて忙しさにも負けずに読んでしまったそうです。「家族で大好きになりました。買いたいほどだけど・・・ 」
私はすっかり嬉しくなってしまいました。久しぶりに日の目をみたはだしのゲンが若い家族にこんなに感動をあたえたのです。そういえば今年は初めて映画化が予定されているとか。

今これを読んで感動した子どもたちの将来が戦争のない、平和なものであるように、願わずにいられません。

2007年6月4日月曜日

『森のくまさん』と銃社会について

先日手持ちのいくつかの小さい指人形をみていて、 熊と女の子を
つかって「森のくまさん」を歌いながら動かすミニ人形劇を思いつきました。これならみんなも知っている歌だし、子どもたちにもできると思いました。でも肝心の歌詞がはっきりわからなかったので、ネットでしらべました。そしてアメリカに伝わっているけど、作者不明の次のような英語
の歌詞をいくつもみつけました。

「The other day, I met a bear, A great big bear, A way up there. He looked at me, I looked at him,He sized up me, I sized up him.
ある日クマと出くわしたかなりデカい熊に 道の途中でクマは僕を見て 僕も熊を見たクマは僕を見定めて 僕も熊を見定めた
He says to me, "Why don't you run?""'Cause I can see, you have no gun."I say to him, "That's a good idea.""Now let's get going, get me out of here!"
クマは言った 「逃げなくて大丈夫?」「だって君は銃を持っていないみたいだから」僕はクマに言った 「そりゃいい考えだ」「それじゃ早速逃げるとしよう」
I began to run, away from there,But right behind me was that bear.And on the path ahead of me, I saw a tree, Oh glory be.
僕は走って逃げ出したでもすぐ後ろにはあのクマが道の先には木があった ありがたい
The lowest branch was ten feet up,I'd have to jump and trust to luck.And so I jumped into the air,But that branch away up there.
低い枝でも3メートル運にまかせて大ジャンプ体は宙を舞ったけどあの枝まではとどかない
Now don't you fret, and don't you frown,I caught that branch on the way back down.That's all there is, there ain't no more,Unless I meet that bear once more
心配しないで 機嫌を悪くしないで倒れかけながらも なんとか枝をつかめたんだ僕の話はこれでおしまい これ以上は何もないよまたどこかであのクマに出くわさない限りね」 (世界の童謡より)
 
私はびっくりしました。日本では女の子がでてきて、かわいらしい感じの歌です。よーく考えてみると、ちょっと不可思議なところもある訳ですが。でも「銃をもっていないのだから逃げたら」とはアメリカの銃社会がこんなところにもあらわれているのですね。熊ちゃんはアメリカの中にも少しはある良心かな?
最近銃社会が日本にも入ってきていて、銃による恐ろしい大事件がおきています。なんとかくいとめなければと思う日々です。
 
どうでもいいけどくまさんが「トコトコトッコトッコとー」でかわいくて、で女の子が「すたこらさっさっさのさー」でちょっとおじさんっぽいと思いませんか?