2007年7月9日月曜日

今年の七夕



7月4日に笹に七夕さまの飾りつけをしました。
子どもたちやお母さんたちがどんな願いごとを書いたか、いくつかご紹介しましょう。

まず夢いっぱいのかわいい編
「じゃむおじさんにあえますように」by Kちゃん2才(お母さんの代筆)
「ポケモンとあそびたい」作者不明

ちょっと実現しそう編
「パパとママと新幹線にのりたいな」2才 Kくん
「つよくなりたい」by Tくん 幼稚園児
「バレーがじょうずになりますように」女の子Rちゃん
 
生活の切実な願い編
「赤ちゃんが元気に産まれてきますように」がんばって!もうすぐ子どもの産まれるお母さん!
「成人病になりませんように」これは文庫のお手伝いのおばさんに間違いなし!ごもっともです。
「I wish I could have more contact with my friends」さすがインター校の5年生。すらすらとかきました。
 
もうひとつ、お母さんが見たら泣けてくる~編
「お母さんが長生きできますように!!」男の子の作です。お母さんうらやましー。
 
最後に私編
私はいつも同じ願い、ただただ
「みんな元気でいられますように!」  でも今年はもうひとつ付け加えました。
「この先ずっと平和な世の中が続きますように!」


2007年7月5日木曜日

渡辺茂男先生のこと  その2

先日の「渡辺茂男先生の思い出をかたる会」にでなかった話をひとつ。

「モービル児童文化賞」というのをご存知でしょうか?日本の児童文化の発展・向上に貢献されている個人、団体をたたえる目的で1966年に設立された賞で、児童文化全般を対象としたジャンルの広い、他に類をみない特徴的な賞といわれています。何年度か定かではありませんが、渡辺先生がこの賞をうけられました。私は数人の友人と相談して、先生にお祝いをすることにしました。同期生から小額の寄付を集めて何かお祝い品をお贈りすることになりました。さすが渡辺先生、思ったよりたくさんの同期生が参加してくれました。そして友人たちと3人で銀座に品物を買いに行きました。相談して、先生にちょっと高級なYシャツをお贈りすることになりました。友人は「Yシャツなら絶対に英国屋」と言い、私は「和光がいい」と言い張りました。結局私は負けて、英国屋でお仕立て券つきのYシャツを買いました。それから多摩の先生のお宅に伺い、代表としてお祝いをお渡ししました。先生はとても喜んでくださいました。でも「他のものにも替えられます」と友人が言うと、先生は「奥さんのものでもいいの?」とおっしゃいました。「なんでも大丈夫です」と言ったものの、英国屋には女性用のものはありません。しまった!と心の中で思いました。やっぱり和光にすればよかったのです。そうすれば奥様のものに自由に替えることができたのです。このときばかりは私は自分が強く主張できなかったのが、すごく残念で悔しく思いました。そして先生の愛妻家ぶりが目にみえた日でした。

2007年7月2日月曜日

渡辺茂男先生のこと  その1



先日大学で「渡辺先生の思い出をかたる会」がひらかれ出席しました。
参加者二十数名がそれぞれ先生とのかかわりあい、思い出、エピソードなどを
話し合いました。先生とかかわった思い出が今は宝物という方、優しく接してくれたと涙する方、先生のおかげで今の自分があるという方(私のこの中の一人ですが)などなど話はいつまでも尽きませんでした。
多くの人が渡辺家のあたたかさを語り、特に先逝された奥様のおもてなし、息子さんたちのかわいらしさや、先生のダンディな姿、お好きだった車の話題などで盛りあがりました。
渡辺先生は子どもの本を勉強しようとする人たちに対しては、忙しさにもかかわらず惜しみない協力をしていらっしゃったようです。また児童文学だけでなく、図書館員としての的確なアドバイス、ご自分のルーツのライブラリアンを忘れなかったという素晴らしい逸話もありました。いまさらながら先生の人柄が偲ばれ、先生がいかにみんなの心の中に大きな影響を与え、生き続けていらっしゃるかを感じた日でした。
渡辺先生のお別れ会でいただいた「心に緑の種をまく」を読んで、私は根底に流れているものを感じました。戦争を経験した先生は特に争いが嫌い、心から平和を望んでいらっしゃたのだとつよく思いました。先生の思う世の中が続きますように。