2008年10月27日月曜日

ハッピー・ハロウィーン

孫 が近所のハロウィーンに誘われました。はじめての参加でまず衣装の心配、すると文庫の日に
「娘がもう着ないからどなたか着て」と衣装を持ってきてくれた人がいました。もちろんありがたくいただきました。衣装は定番黒づくしの魔女の服、でも袖が蜘蛛の巣のレース状になっていて、とってもおしゃれ、よかったこれで上の子の仮装はOK,手づくりの時間もセンスもない私、下の子のはお店で買うことにしました。前日に行ったらほとんど売れてしまっていましたが、孫は迷った挙句ピンクの
蜘蛛の巣柄のついたケープに決めました。全部半額になっていてこれもラッキー。

当日用意したおかしを50人くらいを孫たちと袋詰めにしてリボンとシールを貼りました。
薄暗くなりかかったころいろいろな仮装した子どもたちが集まりはじめ、だんだん高揚した気分がみちてきました。会場になった集合住宅の各家の窓や入り口がハロウィーンの飾りで輝いていて、とってもきれい。仮装も楽しい40人を超える集団が動きだしました。
子どもたちのかわいいこと、魔女、お姫様、騎士、ピカチュウはじめ私にはよくわからないキャラクター
もいっぱい、すごい手づくりの仮装のお父さんもいて、ステキ!

自宅で待っていたうちに最初に飛び込んできたのは6年生の元気いっぱいの男の子たち[trick or
treat!] [trick or treat!]  次は魔女の女の子、そして小さいお姫様も「ハッピー・ハロウィーン」
40人もの子どもたちが次々にたずねてきてくれました。

孫がもらったお菓子を見るとみなさんの気合がいっぱい!お菓子の手づくりあり、手をかけたかぼちゃの形のいれものあり、時間をかけて選んだと思うかわいいおかしあり、みんな工夫のあつまり。
大人の私でも楽しいものでした。はじめて参加した孫たちも大喜び、また来年もきたい!とのこと。
私はハロウィーンは2度目です。数年前息子が駐在していた香港で経験したのです。香港はまたすごかった。幼稚園生が衣装をつけたまま通園していました。あっちにもこっちにもキャラクターの幼児たち、でもうちの孫の幼稚園はそれがなく、お祭り好きの私はちょっとつまらなかったのです。
日本でこんなに盛んになったのはコマーシャリズムのせいでしょうか。本来の主旨と関係ないお祭りになってしまっているけど、楽しかった。やっぱり私ってお祭り好きなのかな?



2008年10月26日日曜日

ブックトーク in T小学校 その1

先日近くの小学校での読書週間にあわせて、ブックトークをしました。
一昨年に続き2度目です(昨年は校舎建て替えのためなし)。
これはブックトークの準備のため、小学校図書館に行ったときのはなしです。
 
図書ボランティアをしている保護者のAさんから声がかかりました。
「娘が2年前6年生でブックトークをききました。そのときの紹介された本が気になって気になって、タイトルがわからないので教えていただけないでしょうか?」
 
2年前6年生には確か「時」というテーマでブックトークをしました。紹介したは十数冊あり、リストはパソコンでは残っていますが、どの本のことでしょう。とりあえずまわりにいた保護者の方々と「きっと岡田淳さんの本よ」という話になりました。
 
数日後そのAさんから私あての丁寧なメモが読み聞かせのコーナーにおいてありました。
メモの内容は
《娘の記憶によれば ──寝るための時間をもらうために「(ナントカ研究所」へ行き、キカイ?の中で寝て おきたらおじいさんになっちゃった── という物語だそうです。どうも心にひっかかっているようなので、本のタイトルわかりましたら・・・》 というものでした。
 
これをよんだらすぐにわかりました。あの時紹介した一冊は、

『十三等分の時計の秘密』(スピカの創作文学)
中野幸隆著 藤川秀之絵 教育画劇 1992年
 
これだけ詳しい記憶があるなんてすごい、この本は全くそのものずばりの内容です。
それほどメジャーな本ではないので、もしかしたらさがすのに苦労されるかもと思い、文庫にある「十三等分の時計の秘密」をお貸しすることにしました。
 
この本の主人公は小学6年生。受験勉強中で一刻も無駄にしないで勉強しなければならない、 眠る時間も少なく、いつも眠い、そしていつもゆっくり眠りたいという願望をもっている・・・という笑えないようなはなし、それがサスペンスタッチで描かれています。
 
Aさんの娘さんはブックトークの折、ちょうどこの受験勉強の真っ最中、本を読みたくても読めない状況だったようです。晴れて希望の中学に入学して2年目、本好きで図書委員として活躍しているとか。
今彼女がこの本を読んでどう感じるか、結末をどう思うかちょっと気になるところです。
でも2年前の本の内容をこんなに鮮明に覚えていてくれたなんて、すごく嬉しいことです。あの時もずいぶん時間をかけて本選びしたり、進めかたを考えたりしたけれど、こんなに影響があるなんて、子どもたちへの本を手渡す役割の重さを改めて感じたことでした。

2008年10月20日月曜日

「どろぼうがっこう」の演じ方


 
「どろぼうがっこう」加古さとしさく ずいぶん古くからある本です。
 
息子の友人のお母さんで最初のとき文庫を手伝って、力になってくれていたIさんが『子どもたちが大好き、へーい、ほーい、・・・のところ』
と話していたのをついこの間のように覚えています。しばらく行方がわからなくなっていたので、2年くらい前に新たに入れました。
 
そして近所の小学校の読み聞かせで何回か使いました。知っているという子も多いのですが、読むと喜んできいてくれます。いつよんでも喜んでくれる貴重な本の一冊です。
 
この「どろぼうがっこう」をぶんこのおはなし会でAさんファミリーが読んでくれました。
 
校長先生はおにいちゃん、生徒たちが弟君、ナレーターはお母さん、3人の息の合っていること、さすが仲良し一家です。歌も楽しいメロディーをつけて、とても楽しい演技になりました。おはなし会のお客さんだけではもったいなかったな。 
 
これをみていたら私が一人で読む「どろぼうがっこう」がなんだか、平坦すぎてつまらないみたいに思えてしまいました。このファミリーいつもお子さんと一緒に素敵な演技を披露してくれています。

 
プロデュースするお母さんの能力すごい、いつもありがとう。