2010年3月29日月曜日

二世ばやり


 近頃二世の話題がいっぱいです。よく話題にのるのは二世の政治家のはなし、これはあまり良い印象ではなく、政界の中央に君臨している二世、三世の政治家は苦労しらずのおぼっちゃまばかり、これでは国民の本当の暮らしなどわかるはずがなく、制限をするべきだとかさかんに言われています。
 気がつくと芸能界も二世がいっぱい、親の七光りが有効な世界なのでしょう。
同じ二世でもスポーツ界では割合がぐっと減ります。やはりスポーツは結果がはっきりわかるので、二世といっても実力がなければ生きていけないのでしょうね。
ここに二世大歓迎の世界があります。それはバンビぶんこ。開設33年になるバンビぶんこではこのごろ二世の利用者がたくさん来てくれるようになりました。もともと友達や知り合いだった方の娘さんが結婚されてまたこの地に戻って来て、お孫さんがぶんこに来てくれることは前からありました。二世の利用者の最高齢のお子さんはもう高校生です。
 最近は利用者のお子さんのお母さんから「私子どもの頃バンビぶんこにきていたんです」娘さんの場合は旧姓を聞くと「ああ あの●●ちゃんね。」そういえば昔の面影がはっきりと、そしてそのお子さんにも、お母さんの面影が。 何十年ぶりなのに、名前が出たときは我ながら、やったー。お母さんになった
本人も「覚えていてくれたのですかー!」と嬉しそうです。
 男の子の場合「うちの主人が前バンビぶんこにきてたそうですが」なんて言われて、「えっ そういえば●●君のお嫁さん!?」なんてやり取りがしょっちゅうあります。奥様も知らない幼いころの姿を思い出し、それを話題にできる、なんとも長く続けている文庫冥利につきる時です。この地に長いこと住んでいる私としては、若い人達がこの地に戻って来てくれることもとても嬉しいものです。昔のやんちゃ坊やだった子どもがすっかり立派な父親になって、そのお子さんに昔の面影をみつけたり、時の経つ早さを想いながら何とも嬉しいときをすごしています。